『作家は成るか、成らないか』

作家は成るか、成らないか。
作品も成るか、成らないか。

突飛なカタチで人より目立つかどうか?という考え方ではない。

石が宝石に成るという考え方。
これを着想と云ふ。

石に想いを着けることで、価値が着く。
これは情報が乗算されて価値が上がったという考え方ではなく、想いという評論により、石がカタチを変えずに価値のある別のものに生まれ変わったという考え方の方が正しい。

石はみんなが手にすることのできる「定型」なもの。

着想を行うなかで、石がもう少し石でなければより面白く成ると、石のカタチを変えるという考え方。
これを創造と云う。

これは「新たな定型」を創り出すということ。

創造では「石」をまずは「石という定型でないもの」とし、それを成らすことで、宝石「新たな定型」とする。
この場合、宝石に成った後にこの宝石を見て「石」から成り上がったのではなく、「石という定型でないもの」から成り上がったと認識する事は、意識しないと難しい。

「新たな定型」は、認識出来れば、他者にも安易に使用できる新たな遊び場となる。

成り立っている作品を見た時、着想であるか、創造であるかを見極めれば、「新たな定型」を獲得する可能性があるかどうか分かるわけ。


20160824 ∞